床排水(Sトラップ)便器の排水管を接続する際の注意事項

床排水(Sトラップ)便器の排水管を接続する際の注意事項

排水管と床に隙間がある場合、隙間を防かび性のシリコン系シール材にて必ず充てんしてください。
汚水が階下に漏れたり、階下の空気が便器内に流入したり、便器が結露して床を腐らせたりすることを防ぐためです。

排水管を接続する際は下記にご注意ください。
便器の排水能力に悪影響を与えたり、封水が切れたり、サイホンの持続による騒音の原因になります。

排水管の曲がりには大曲り継手をおすすめします。小曲り継手は抵抗が大きく、搬送性能が低下します。
排水勾配は1/100以上を確実に確保してください。勾配の不足は排水の不良を引き起こす原因になります。
便器を設置した後は、便鉢内の溜水が洗浄後に確実に復水することを確認してください。

1階にトイレを設置する場合
排水管や接続管を屈曲させたり、曲がりを多く使用したりしないでください。
やむを得ずこのように接続する場合は、1階であっても通気管を立ち上げてください。

2階以上にトイレを設置する場合
DT継手は使用しないでください。通気不良の危険性があります。
LT継手または45°Y継手を使用してください。

排水管内で大きな圧力変動が起こる危険性があります。必ず通気管を立ち上げてください。
また、通気管の通気能力を損なわない形で、風の吹き込みを防止してください。

水平方向で排水管を合流させる場合
DT継手やLT継手の場合、45°Y継手をおすすめします。逆流の流れが大きいためです。
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