キッチンのキャビネットにて、扉の表面がはがれた場合の原因と対処方法_2

キッチンのキャビネットにて、扉の表面がはがれた場合の原因と対処方法


考えられる原因
扉の面材剥がれの原因としては以下の2つが考えられます。

設置環境による自然劣化
温度や湿度、光などの設置環境により、接着の強度が徐々に低下していきます。
この進行度合いは設置環境により異なります。

水分が扉シートの木口やキズから浸透することによる木材の膨張
扉に水がついたまま時間が経過すると、内部の木材が水分を吸収し膨張してしまいます。
水滴が扉表面に付着し、扉の下部の木口まで垂れてしまうと、水滴に気づかず長時間にわたり扉表面と内部木材の境目に滞留することがあります。
また、扉表面にキズがあると、そこから水分が吸収され、木材が膨張する原因にもなります。
一旦水を吸って膨張した扉は、乾燥すればある程度まで平らな状態に戻りますが、表面シートまでは元の状態に戻らず、扉表面の剥がれを引き起こします。

参考情報
カウンター部分については常に水に濡れてご使用されることを想定した設計となっていますが、キャビネット部分や扉部分に関しては基本的に家具と同じで、水に触れるのは一時的なものと想定しています。
そのため、水が付着した状態で長時間放置すると、水を吸い材料自体に異常が発生してしまいます。


予防法

扉表面に水滴がつかないように、こまめな空拭きを心がけてください。また濡れたタオルなどはかけないでください。
扉表面だけでなく、面材上下部の木口(下図参考)も意識してふき取るようにしてください。


対処方法
木材への表面材の接着は、工場で専用の接着剤を使用して行っております。
市販品ではきれいに貼ることができないため、扉自体の交換修理となります。
扉色は既存品と同色での対応ができない場合もございます。
修理のご依頼は下記からお願いいたします。

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