ユニットバスの折戸が開閉しにくい(閉まりにくい、異音がする)
開閉の不具合の状態別に対処方法をご案内します。
※ドア(開き戸)をお使いの場合は、「ユニットバスのドア(開き戸)が開閉しにくい(閉まりにくい、異音がする)」をご参照ください。
折戸が閉まりにくい、自然に開く
ユニットバスの折戸は、止水性を確保するために、枠のパッキンに扉を押し付けて閉じます。パッキンには弾力性があり、扉を押し返す反力がはたらくため、閉まりにくいと感じる場合があります。また、浴室内が負圧(換気扇を作動させて排気している状態)の時は、開きやすくなります。
上記の現象は水密性や気密性を確保する構造によるため、完全になくすことは出来ませんが、換気の調整や扉のラッチのかかり、枠への当たりを調整する事で改善する場合があります。以下調整方法をご参照のうえ、ラッチやねじを正しい位置に調整してください。
調整方法
下図のように正しい位置になるように、扉の上下の部品を調節します。
以下の手順は動画「浴室|折り戸が開閉しにくいとき または自然に開いてしまうときは」でもご覧頂けます。
以下の手順の画像は一例です。詳しくは取扱説明書をご確認ください。お手元に無い場合、「取扱説明書を探す」から検索できます。
用意するもの
扉の下部の状態を確認します。扉の動きが固くなる位置(カッシャンと閉まる直前)で止めて、開き具合を確認してください。下図の様に、浴室の床が少し見える位置で止まるのが正しい状態です、床が見えすぎたり、ドア枠が少し見えるだけの場合は次の手順に進み、調節を行ってください。
扉戸先側の下部にある調節ねじを回して、扉の開閉力を調節します。
手回しドライバーをお使いください。
A.浴室の床が見えすぎる場合
B.浴室の床が見えない場合
折戸を開閉し、改善されているか確認してください。改善されていない場合は次の手順へお進みください。
上部ラッチのかかり具合を調節します。ラッチの調節ねじを緩め、ラッチを状態に応じて上げるもしくは下げ、ねじを固定してください。
A.開閉が固いとき
ねじを緩め、ラッチを下げてねじを締める。
B.開閉がゆるいとき
ねじを緩め、ラッチを上げてねじを締める。
開閉を確認します。(少しずつラッチを調整しては確認する作業を繰り返します)
折戸を開閉する際に異音がする
開閉時にギシギシと音がする、きしむ場合は、音のする箇所に潤滑スプレーを塗布する事で改善する場合があります。動画「折戸のメンテナンス」をご参照ください。
直らない場合や、部品の破損で開閉の不具合がある場合は、修理が必要です。下記のLIXIL修理受付センターにご依頼ください。
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