窓用のシャッターを点検する方法
窓用のシャッター内側(室内側)の最下部に貼られているシールにて、仕様または商品名をご確認ください。
点検する方法は仕様によって異なります。
「窓用の電動シャッターの取扱説明書をみる」から取扱説明書をご確認ください。
以下はSRS仕様(セーフティーリターンセンサー)の対処方法です。
セーフティーリターンセンサーとは
シャッターの下降中、幅木下部のタッチセンサーに物が触れると、シャッターがただちに停止し、自動的に上昇します。
この機構をセーフティーリターンセンサーと言います。
ご注意
左右のガイドレールから内側20mmの範囲は、セーフティーリターンセンサーが感知できません。この範囲に物が無いことを確認のうえ、作動させてください。

「アリーズ」「イタリヤ」「クワトロ」は少なくとも1か月に2~3回は開閉してください。長期間開閉しない場合、スムーズに作動しなくなる恐れがあります。
「アリーズ」「イタリヤ」「クワトロ」を安全にご使用いただくため、下記の点検を行ってください。点検を行い、作動不良や異常がある場合は、お買い求めの工務店さまにご相談ください。
セーフティーリターンセンサーの点検は、必ず「セーフティーリターンセンサーの作動点検」の手順にしたがってください。したがわない場合、事故を起こす恐れがあります。
点検個所
番号 | 点検部分 | 点検内容 |
1 | ガイドレール部 スラット部 | 作動がスムーズに行えないような傷や変形がないか、異常な音はないかを確認します。 |
2 | ロック部 | 下記の点検手順にしたがって確認します。 |
3 | セーフティーリターン センサーの作動 | 作動するか下記の点検手順にしたがって確認します。 |
4 | 停電時開閉 | 「停電時開閉機構の使い方」にしたがい、手動で開閉できるか確認します。 |
ロックの点検
「アリーズ」「イタリヤ」「クワトロ」は、自動ロック機構を装備していますが、この機能はロックのリンク
が幅木(上)
に引っ掛かっていないと作動しない仕組みです。


※フラットアタッチメント仕様の場合は点検不要です。

お願い
清掃などによりロックのリンクが外れた場合は、幅木の溝に引っかけてください。

セーフティーリターンセンサーの作動点検
ご注意:
セーフティーリターンセンサーを点検するときは、シャッター周辺に手を触れないでください。シャッターと窓枠の間に手を挟み、ケガをする恐れがあります。
シャッターの下降が停止しない、自動的に上昇しないなどの場合は、ただちに壁スイッチの停止スイッチを押し、シャッターを停止させ、開スイッチを押してシャッターを巻き上げてください。事故や故障の原因になります。
シャッターを全開にします。
水切りの上に固い物を置きます。
左右のガイドレールから内側20mmの範囲は感知できません。物を置かないでください。

壁スイッチの閉スイッチを押します。
シャッターが下降します。

シャッターが固い物に当たると、ただちに下降が停止し、自動的に上昇し、全開で停止します。
壁スイッチの開ランプは赤の点滅、タイマー付き壁スイッチ(アダプタ)は開ランプ(赤)が点灯し、ブザー音が鳴ります。停止スイッチを押して解除してください。
水切りの上の固い物を取り除きます。
シャッターの下降が停止しない場合や、自動的に上昇しない場合は、お買い求めの工務店さまにご相談ください。
停電時開閉の点検
「アリーズ」「イタリヤ」「クワトロ」は電動式シャッターですが、手動でも開け閉めできます。
お願い:「開閉のしかた」にしたがい、1年に1回程度は作動を確認してください。非常時に問題なく開閉できることを確認するためです。
※「アリーズ」の場合は、手動開閉時にスリットは閉まりません。
※一部サイズには停電時開閉機構がありません。
開閉のしかた
サッシの障子を開き、安全ロック(ア)を解除します。
ホルダーからハンドルを外します。
ハンドルを下方に引きます。
大きな音が発生する場合がありますが、故障ではありません。
手掛け(イ)を持ちます。
そのまま幅木を持ち上げ、シャッターを開けます。
再度ハンドルを下方に引きます。
電動開閉に戻ります。ハンドルはホルダーに固定してください。

