窓(サッシ)、玄関ドア・引戸のステンレス部分が錆びた

窓(サッシ)、玄関ドア・引戸のステンレス部分が錆びた

窓サッシ、シャッター、玄関ドア・引戸は、一部の部品にステンレスを使用しております。ステンレスは強度に優れ、腐食や摩耗に対して強い特長を有していることが知られています。このため、サッシ・ドアの部品の中で耐久性や強度が要求される戸車やフレーム、玄関引戸のレール、シリンダー、ドアの丁番などに使用されています。

サビの原因と対処方法を案内します。

サビの原因

ステンレスが腐食に対して強いのは、表面に独特の保護皮膜が形成されるからです。この皮膜は、空気中の酸素が触れている間は優れた耐食性を示す性質を持っています。そのため、ステンレスの表面が汚れてくると、酸素との接触が妨げられサビが発生することがあります。従って、ステンレスは決して「錆びない」のではなく、「錆びにくい」金属と言えます。

サビが発生するのは、例えば次のような場合です。
塩素系の洗剤でハウスクリーニングを行った際に、洗剤がステンレス部品に付着した場合
海岸沿いなどの住環境において、塩分が付着する場合

この他にもステンレスが錆びる要因として、「もらいサビ」と言われるものがあります。「もらいサビ」とは、例えば鉄くぎのサビが表面に付着したり、ステンレス表面に付着した土埃の中の微細な鉄粉が雨水などによって錆びてこびりついたりすることで、あたかもステンレス自身が錆びたように見える現象です。

サビをお手入れする方法
用意するもの

お手入れ方法
用意した台所用クレンザーや市販のステンレス用清掃薬剤などでこすり落とします。使用した洗剤は残らないように拭き取ってください。

ご注意
表面にこすりキズがつくことは避けられません。「もらいサビ」が落ちない場合は、サビが進行してステンレス自体にサビが生じたものと考えられます。
一旦発生したサビは落とすことが難しくなります。そのため、サビの発生を防ぐには、ステンレスの汚れに注意して日頃から中性洗剤でこまめにお手入れをしてください。

ステンレス部以外にもサビが付いた場合は、以下のお手入れ方法をご参照ください。
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