ユニットバスの洗い場の床にピンクや黒色の汚れがついた
ユニットバスの洗い場の床に黒や紫、ピンクの汚れがつく主な原因は、カビの発生です。温度、湿度、養分の条件が揃うと発生しやすくなります。
また、ピンク色のヌメリ汚れは、皮脂などを養分に酵母が増えてできた汚れの場合もあります。下記をご参照のうえ、洗剤やカビ取り剤でお手入れしてください。
洗剤によるお手入れ
用意するもの

浴室用中性洗剤をかけて、2〜3分待ちます。
スポンジで床面や床まわりのシーリング材をこすります。溝の奥にスポンジが当たるようにお掃除します。


溝や表面の微細な凹凸や、コーナーなどスポンジが届きにくい部分を、先割れ加工の浴室用ブラシを使ってかき出すようにお掃除します。

洗剤が残らないよう水で洗い流します。汚れが落ちない場合は、下記のカビ取り剤によるお手入れをお試しください。
ご注意
目地やシーリング材を硬いものでこすらないでください。切れたりはがれたりして、漏水する恐れがあります。
タイル床のタイルに割れ、欠け、またはキズが生じた場合は、修理を依頼してください。ケガをする恐れがあります。
カビ取り剤によるお手入れ
中性洗剤で汚れが落ちないときは、カビ取り剤でお手入れしてください。カビ取り剤は、浴室が乾燥している状態で使うと効果的です。下記手順は動画「床のお手入れ(カビの除去と予防方法について)」でもご覧になれます。
用意するもの

カビが生えている場所にカビ取り剤をかけ、しばらく置きます。
洗剤が残らないよう水で洗い流します。残ったカビは、ブラシで取り除いてください。
ご注意
お使いのカビ取り剤の注意書きをよくお読みください。
マスク、ゴム手袋、保護メガネを着用し、必ず換気を行ってください。
肩より高い場所にカビ取り剤を直接スプレーしないでください。顔や衣服に付着する恐れがあります。
長時間放置したり、洗剤を残したりしないでください。
カビの発生を予防する方法
カビは「温度(20~30℃)」・「湿度(70%以上・水滴の存在)」・「養分(皮脂・ホコリなど)」の条件が揃う事で発生します。カビの発生する条件を取り除くため、以下の日々のお手入れをおすすめします。
入浴後、浴室全体にお湯のシャワーをかけてその日の汚れ「養分」をしっかり洗い流してください。
水のシャワーを浴室内にかけて「温度」を常温程度に下げてください。
十分に換気(窓を開けるか換気扇を回す)して「湿度」を下げてください。水切り用ワイパーやタオルを使って壁や床の水分をしっかり取り除くとより効果的に換気が出来ます。
入浴後も浴槽にお湯を張ったままにする場合は、フタをして温度・湿度が上がるのを防いでください。
汚れが落ちない場合や、シーリング材が切れたりはがれたりしている場合は、下記のLIXIL修理受付センターに修理をご依頼ください。
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