ユニットバスのドア(折り戸・開き戸)が外れた
ドア障子(折り戸・開き戸)が開閉時などに枠から外れる場合の原因と対処をご案内します。
接続部が正しく装着されていない
枠とドア障子を接続している部品が正しく装着されていないと、枠からドアが外れる原因になります。該当するドア形状の対処法をご参照のうえ、部品が正しく装着されているかご確認ください。
ドアの着脱の際は、部品の状態をご確認ください。枠とドアの接続部品に破損や劣化がある場合、交換が必要です。
折り戸の場合
折り戸の場合、吊元の部品やレールの上を走る部品がはまっていない、または下がってしまっている可能性があります。以下の順にご確認ください。
吊元下のピボット(軸)がピボット受け(軸受け)にはまっているか確認してください。

戸先下ピボットがレールに正しく乗っているか確認してください。

※レールに正しくピボット部品が乗っていない事例

吊元上のピボットを確認してください。障子をはめる際にピボット軸がピボット受けに正しくはまっていると着脱ツマミが上がった状態になります。つまみが下がったり、遊びがある場合は正しくはまっていません。

※正しくはまっても、ピボット部品に不具合がある場合は、ツマミが下がって戻らない状態になります。一度障子を外して着脱ツマミを上下し、動くかどうかで確認できます。(上下させるうちにツマミが下がって戻らない場合は不具合です)
戸先上のピボットがレールに正しくはまっているか確認してください。浴室側から見ると分かりやすいです。

※レールにはまっていない状態の事例

開閉時の異音や動きが悪い時は
ピボットから異音がしたり、レール上のピボットの滑りが悪い場合、部品の摩耗やゴミかみの可能性があります。部品を外して洗っていただくか、ドライファストルブ(潤滑剤の一種)をかけて滑りをよくすることで改善する場合があります。
詳しくは、動画「折戸のメンテナンス〈旧版〉」の「異音の解消方法」をご参照ください。
開き戸の場合
開き戸の場合、吊元側の上下のピボットが正しくはまっていない可能性があります。以下の順にご確認ください。
吊元下のピボット(軸)がピボット受け(軸受け)にはまっているか確認してください。

吊元上のピボットを確認してください。

脱衣室側から見えにくいですが、正しくはまっていれば、下図のように障子を開いて障子側のピボットの位置を確認できます。

着脱ツマミが下げっていないか確認してください。ピボット軸がピボット受けに正しくはまっていると、着脱ツマミは上がった状態になります。
アームストッパーをはめてください。

部品に破損・劣化がある
上記をお試しいただいても改善しない場合や、部品が破損している場合は、一般のお客さまによる部品交換や修理はできません。以下のLIXIL修理受付センターへ点検・修理をご依頼ください。
インターネットでの修理のお申し込み
ドア全体の汚れや劣化がある場合、ご使用年数が長い場合は、ドア障子ごとの交換もおすすめです。ご検討の場合は、「ユニットバスのドアまたは折り戸は交換できますか?」をご参照ください。