太陽光発電システムを停電時に自立運転へ切り替える方法(YLEパワコンの場合)
日中(太陽光発電中)に停電などで電力供給が停止(停電)したときに、自立運転に切り替えると、太陽光で発電した電力を非常用(自立運転)コンセントから使用することができます。以下のYLEパワコン版自立運転への切り替え方法にて手順をご確認ください。
※パワコンの型番により、自立運転コンセントが未設置で、パワコン本体側面に自立運転コンセントがある場合があります。
ご注意
一つのコンセントから最大1,500Wまでの電力となります。ただし、太陽光発電の発電量で使用量は変わります。
自立運転に切り替えた場合は、停電復旧後は必ず連係運転に切り替えてください。切り替え方法は「太陽光発電システムを停電復旧時に自立運転から連系運転へ切り替える方法(YLEパワコンの場合)」をご参照ください。
非常用(自立運転)コンセントでの電気使用量が多い(発電量<使用量)と、エラーが表示されピーピーと音がでます。その場合は、直ちにコンセントを抜いてください。エラーコードの内容は以下をご確認ください。
エラーコード一覧
種別 | 番号 | 原因 |
P | 101 | 自立運転コンセントへの接続機器が多い可能性があります。 保護のため一時的に運転を停止しました。 |
P U H | 150,151 | 自立運転コンセントへの接続機器が多い可能性があり、自立運転を開始できません。 |
※種別ごとの対処は以下の通りです。
P:自立運転コンセントへの接続機器を減らしてください。正常に戻れば10秒程度で自動的に運転を再開します。
U:接続機器を減らすか、必要により機器を一度全て外して運転スイッチを操作(停止⇔運転)してください。
H:自立運転中に問題が発生し、運転を停止しました。お客さまでは処置ができませんので、お買い上げの販売店または施工店にご連絡ください。有償でのエラー解除が必要になります。
YLEパワコン版:自立運転への切り替え方法
以下は、太陽光発電が発電している時に限ります。
以下の切り替え手順は、動画「LIXIL太陽光発電|YLEパワーコンディショナ ~停電が発生した時に実施していただくこと~」でもご覧頂けます。
太陽光発電中に停電が発生すると、リモコンの連系ランプが消灯します。(発電量は0.0kW)
リモコンは、通常分電盤の近くに設置されています。設置場所の指定があった場合、指定場所にあります。
分電盤の太陽光ブレーカーを「OFF」にします。
パワコンが2台の時は、ブレーカーは2基あります。
リモコンのスイッチを運転から停止へ切り替え、その後、再度停止から運転へ切り替えてください。約300秒後に自立運転が開始されます。
自立ランプが点灯しますと自立運転が開始され、非常用(自立運転)コンセントを使用することができます。
自立運転に切り替えた場合、停電復旧後は必ず連係運転に切り替えてください。切り替え方法は「太陽光発電システムを停電復旧時に自立運転から連系運転へ切り替える方法(YLEパワコンの場合)」をご参照ください。